女優名取裕子(66)が2日、都内で行われた、「高峰秀子生誕100年プロジェクト」に出席した。

同プロジェクトは、5歳から引退する55歳までの半世紀に渡って、300本を超える作品に出演した女優高峰秀子さん(10年死去)が24年に生誕100年を迎えるのを機に、女優としての功績や女性としての美学などを世に広めるために企画されたものだ。

名取は同プロジェクトに応援サポーターとして参加。「20年前ぐらいですかね。一度、九州の映画祭でお会いして軽く会釈をしただけなんですが。当時、70代ぐらいでしたかね。本当に美しくてオーラが全然違って。小粒だけどきれいなネックレスと小花柄のワンピースがすごく美しくて勝手に憧れていました」と高峰の印象を口にした。

また「高峰さんがトップの方たちとのお付き合いの中で言っていた、家1軒分のダイヤを持っていて大切にされているとか、肖像画なども美術館に寄付してしまおうという終活の潔さとか、生き方全てにりんとした潔さが本物で。女優としても、人としても憧れております」と語った。

今年から来年にかけて、東京、神奈川、大阪、高知、香川のミュージアムなどで高峰さん出演の映画作品が上映される他、東京では高峰さん関連の展覧会が開催される。名取は「一ファンの代表として、女優のはしくれとして、この席に就けたとに感謝しながら、イベントを楽しみにしている1人です」と話した。