元SDN48で作家の大木亜希子氏(34)と友人の有村藍里(33)が7日、東京ビッグサイトで開催中の「女性のメンタルヘルスケアEXPO」で開催されたトークイベントで、井浦新(49)の俳優としての役を生きる力を絶賛した。

トークイベントは「女性のメンタルヘルスケアEXPO」と、大木氏の原作を映画化した「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」(穐山茉由監督、11月3日公開。つんドル)とのコラボイベントとして開催された。

「つんドル」は、会社員だった大木氏が会社に行けなくなって休職し、1人暮らしのサラリーマン“ササポン”と、定年退職まで期間限定で共同生活を送った実話を元に、19年に刊行した同名の実録私小説。仕事なし、彼氏なしの元アイドル安希子を深川麻衣(32)が、同居するササポンを井浦が演じた。

大木は、双子の姉で女優の奈津子から6年前に番組で共演した有村を紹介されて、知り合った。仲良くなったその日に、住んでいた“ササポンハウス”に誘い、食事をともにし、数日後には、大好きな銭湯に誘い「出会って数日で裸の付き合いになる割とセンセーショナルなお付き合い」だと2人の関係を説明した。

井浦が演じたササポン本人は、小日向文世(69)にそっくりだという。大木は、映画について聞かれ「格好いい井浦さんが、まごうことなき、おっさんだなと。リアルササポンに会ったこと、あるじゃないですか? 映画の中の井浦さん、本物のササポンに似てましたよね?」と有村に問いかけた。

ササポン本人とも会っている有村は「最初に、井浦さんがササポン役をされると聞いた時、えっ、どういう感じになるんだろう!? と思って」と当初は疑問を隠せなかったと振り返った。それが「作品を見させていただいたら…うわぁ、ササポンだ! と。話し方、歩き方、リビングからキッチンで歩いていく姿も、そのままササポン。役者さんって、素晴らしいなと思った」と、映画でササポン本人と化していた井浦を絶賛した。

大木氏も「井浦さんを、まごうことなき、おっさんにしていただくため、スタイリストさんが特注のステテコを作り、履いてもらったと」と撮影の裏側を明かした。