NHK連続テレビ小説「ブギウギ」(月~金曜午前8時)の第9話が12日に放送された。情報番組「あさイチ」MC陣も朝ドラ受けした。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、鈴子(澤井梨丘)は百日せきにかかってしまう。3カ月後の梅丸少女歌劇団(USK)の単独公演の出演は無理そうで…。鈴子は高熱でうなされ、ツヤ(水川あさみ)と梅吉(柳葉敏郎)は、鈴子が死んでしまうのではないかと心配する。そんなとき、鈴子はツヤに桃が食べたいと伝える。ツヤは桃を探すのだが、今は桃の時期ではなく…。一方、白川と桜庭は、鈴子がいなくなったことで同期の大切さに気が付き始めていた。桃はゴンベエ(宇野祥平)が持ってきてくれ、鈴子は元気を取り戻す。せきも大したものではなかった。

そこへ白川と桜庭が見舞いに訪れる。鈴子は2人が仲直りするチャンスとみて仮病する。それはすぐにバレてしまうが、お互いの存在の大切さを再認識した3人は笑顔を見せる。

鈴子の父梅吉を演じる柳葉敏郎と、USKの橘アオイを演じる翼和希があさイチに生出演した。

柳葉は「僕はオンエアで彼女たちの成長を味わってウルウルしながら毎日見てます。でも自分が出ているところで笑っていたりしました」と振り返った。

OSK日本歌劇団に所属する翼はドラマで鈴子ら新人を指導する役割もあり「(橘のセリフが)自分に言われているような気持ちになります、本当に」と明かした。

同ドラマは109作目の朝ドラで、趣里が戦後の大スターで「ブギの女王」笠置シヅ子さんをモデルにした主人公鈴子を演じる。大阪の下町にある小さな銭湯の看板娘が大阪・道頓堀にできた少女歌劇団へ。戦争の苦難を乗り越え、スターへと駆け上る姿を描くオリジナル作品。

主題歌の「ハッピー☆ブギ」は、ドラマの音楽担当でもある服部隆之氏が作詞・作曲。EGO-WRAPPIN’のボーカル・中納良恵、シンガー・ソングライターのさかいゆうと、趣里が歌唱。語りは「朝ドラ送り」で人気を集めた高瀬耕造アナウンサーが務める。