【英ロンドン13日(日本時間14日)=遠藤尚子】ロックバンド、X JAPANのYOSHIKIが、ロイヤルアルバートホールで、クラシックワールドツアーロンドン公演を行った。
17年にX JAPANとしてウェンブリーアリーナで公演を開催しており、英国における音楽の“2大殿堂”をアジア人アーティストとして初制覇した。
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手を振りながらYOSHIKIが現れると、由緒ある円形ホールに4500人の大歓声が鳴り響いた。17年3月に行われたX JAPANのウェンブリーアリーナ公演以来、英国でのコンサートは約6年半ぶり。「この地に戻ってこられたことを光栄に思います。このステージに立つことができて…言葉がありません」と感極まった。
ロックの聖地といわれるウェンブリーアリーナと、150年以上の歴史を誇るロイヤルアルバートホール。英国における音楽の2大殿堂を制覇した。両会場でライブを行ったビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズ、エリック・クラプトン、マドンナといったビッグネームと並ぶ栄誉に「そう言われてみれば、すごいことをやってるな」と笑顔。クラシックコンサートとしては異例のドラム演奏も披露した。YOSHIKIがドラムセットの前に座ると、驚きと期待を寄せるファンのどよめきが広がった。「クラシックに敬意を払っているけれど、伝統を守るためには破壊も必要。あり得ないことをやろうと思った」。英歌手エリー・ゴールディング、米歌手セイント・ヴィンセントも出演し、歌唱で花を添えた。
カーテンコールは4回。会場は総立ちになり、スタンディングオベーションは約6分間続いた。終演後にファンから大きなイギリス国旗を手渡されると、そのまま羽織ってみせた。YOSHIKIは「歓声が本当にすごかった。お客さんとの一体感は、バンドを含め一番よかった」。トークでは「Amazing(素晴らしい)!」と何度も口にして感動を表現。新たな歴史を刻み「目標を決めると、不思議とそこに行ける。今回を超えるようなことがあるかもしれない」とさらなる夢を広げた。
米ロサンゼルスのドルビーシアター、ニューヨークのカーネギーホールでも公演を開催する。
◆ロイヤルアルバートホール 1871年建築。21年に開業150周年を迎えた。早世したビクトリア女王の夫・アルバート公にちなんで名付けられた。音楽のコンサートのほか、演劇やスポーツイベントも開催。91年に英国初の大相撲が同ホールで開かれた。



