韓国の8人組ボーイズグループStray Kids(ストレイキッズ)が29日、東京ドームで、初の4大ドームツアーの千秋楽公演を開催した。

ファン5万人の「Stray Kids!」コールであふれる東京ドームのステージに、メンバー8人がポップアップのせり上がりで床下からジャンプして登場した。大歓声を浴びつつ「Battle Ground」など3曲を披露。リーダー・バンチャン(26)の号令で「東京ドーム、こんばんは~」とあいさつし、会場を揺らした。

同所でのライブは初めて。スンミン(23)は「ついに東京ドームに到着しました! どれくらい待ちましたか?」と尋ねた。ハン(23)は「本当に最高の気持ちです。同じ気持ちのSTAYは叫べ~!」とファンの愛称を呼びかけ、繰り返し大歓声を浴びた。チャンビン(24)は「アチアチですね。まだ3曲しか披露してないのに、STAYの反応、最高です」とニッコリ。バンチャンは「東京ドームまで来ることができたのはSTAYがいたからです!」と感謝した。

ライブでは「S-Class」など今年6月に韓国で発売された3枚目のアルバム「★★★★★(5-STAR)」収録曲など33曲をパフォーマンス。11月10日リリースの韓国ミニアルバム「ROCK-STAR」収録の「MEGAVERSE」も日本初披露した。チャンビン(24)は「これからも僕たちの作る音楽についてきてくれますか? これは“キョウセイ”です!」と笑顔でアピールした。

アンコールでは日本語や韓国語、英語でスピーチした。スンミンは「ドーム球場なんて、簡単に来れるところじゃないのに、回って来たなんて、信じられないです。ずっと夢見ていたことが実現できたこと、感動しています。全部STAYの愛のおかげです」と感謝した。「生まれて初めて東京ドームで公演したのが信じられないので、またここで公演できるのだろうかという疑問が浮かびました。会場が大きくなるからといって、僕の実力も上がるわけでなないことを知っているので、もっと成長した姿をお見せできるように、皆さんの見えないところでも、実力を磨き続けます。いつかまた会いましょう」と呼びかけ、拍手を浴びた。

客席を埋めたファンからプラカードを使って感謝を伝えられるサプライズを受けると、メンバーが次々と涙した。フィリックス(23)は「本当にSTAYの皆さんのおかげで愛の意味を正確に知ることができました。これが本当の愛なんだ」と感慨を込めた。バンチャンは「デビューしてからコロナ禍となって、皆さんと思うように会うことができませんでした。いつも待っていてくださって、本当にありがとございます」と泣きながら伝えた。「本当に、絶対に忘れないと思います、この景色を」と笑顔を見せた。【横山慧】