浜辺美波(23)が3日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた、ゴジラ生誕70周年記念映画「ゴジラ-1.0」(ゴジラマイナスワン、山崎貴監督)初日舞台あいさつで「関節と関節の間が伸び、身長が伸びたんじゃないか?」と明かし、客席を笑わせた。

「ゴジラ」は製作・配給の東宝が、1954年(昭29)11月3日公開の「ゴジラ」(本多猪四郎監督)から「ゴジラ-1.0」まで30作を製作、配給してきた。主演の神木隆之介(30)が戦争から荒廃した日本に生還も両親を失った敷島浩一、浜辺は焼け野原の戦後日本を単身で強く生き、戦争帰りの敷島と出会う大石典子を演じた。撮影は22年3~6月に終え、VFXを製作し、本編は5月に完成した。

劇中で、映画館に程近い東京・銀座で、ゴジラが縦横無尽に暴れ回るシーンがある。その中で、電車に乗っていた典子がゴジラに襲われ、車両ごと持ち上げられた挙げ句、空中ブランコにぶら下がるような、宙づりの状況に追い込まれるシーンがある。そこは、映画の大きな見どころの1つだ。

浜辺は「あれは、火事場のばか力を出させてもらった」と振り返り「本当に私でやるのかな? 私の運動が苦手なの、知ってるから」と山崎貴監督(59)に視線を送った。そして「次の日、歩けないと思った。筋肉痛…関節と関節の間が。身長、伸びたんじゃないかと思いました」と振り返った。同監督も「自重でやってもらった」と浜辺の体を張った芝居だと認めた。