タレントのベッキー(39)が5日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)にコメンテーターとして出演した。冒頭で、タレントのフワちゃん(29)が遅刻の常習者であることについて擁護した自身の発言に対して、お笑い芸人ほんこん(60)に異を唱えられたことについて「ついにほんこんさんに怒られてしまいました」とテーブルに手をついて目を閉じて頭を下げた。

ベッキーはほんこんの発言について「ほんこんさんが怒ってるってみて震え上がりました」と話し、今回フワちゃんの擁護したことについて「切り取られたところもあって、遅刻して(番組スタッフなど)みんなを待たせることは良くないけれど、バラエティー番組だからその遅刻をネタにできたらいいねということだった」と発言の経緯について説明した。

番組MCでほんこんの後輩になるお笑いタレント東野幸治(56)は「不思議ですよね。ほんこんさんはテレビ(番組)で何かやりたいとかあるけど、何のオファーもないから言うとる、自分のYouTube番組で。やる気は満々なんスよ」とベッキーの顔を見つめながらその場をなごませた。

さらにベッキーはフワちゃん擁護発言した2日後の10月30日に「フワちゃん遅刻グセ」について「ガチにキレている業界人と出くわして、ああ、怒っている人がちゃんといるんだ、と思いました」と話し「私、ズレているんだ、と思いました」と反省の言葉を述べた。

ベッキーは10月28日に放送されたTOKYO MX「サバンナ高橋の、サウナの神さま」に出演。最近の気になったニュースとして、親友のフワちゃんの遅刻を取り上げたネットニュースを挙げ、「生放送遅れちゃったりとかして『業界人はいい加減、怒ってる』みたいなニュース見たときに、いや誰も怒んねぇよ。フワちゃんの遅刻をガチで怒る人っているのかな? ネットニュースの書き方が面白い。あの人にマジメを求めてどうするの?」とコメントしていた。

対してほんこんは同30日に行ったYouTubeチャンネルでのライブ配信で、ベッキーの発言に言及。先輩芸人のビートきよしがX(旧ツイッター)でこの件について「それが許させるほどの芸のない奴それをネタに出来るほど愛される立場でない者は金貰って仕事受けた以上時間は守れ」「ひとつの番組作るのにどれだけの人間が関わっているかわかっていればこんなことは言えない。しょっちゅう遅刻しても居なくても問題なく現場が回るならそいつは必要ないわけだから引退するべきだね」とした投稿を紹介し、「はい、その通りでございます」と拍手をして賛同した。

その後に実施したライブ配信でも再びベッキーの発言に、「時間を守るのは当たり前のことやろ。あなたの認識はなんやねん」と疑問を投げかけ、出演者の遅刻などが技術スタッフらの仕事に影響することを説明した上で、「心優しいタレントさんを演じてますけども、ベッキーさんが言うてるのは(番組に)出てる人間のエゴ」と批判していた。