「お嫁サンバ」(郷ひろみ)、「青い珊瑚礁」(松田聖子)、「モニカ」(吉川晃司)などのヒット曲で知られる作詞家三浦徳子(みうら・よしこ=本名高原徳子)さんが今月6日、肺炎のため死去したことが14日、明らかになった。75歳。所属のアップフロント音楽出版が発表した。
通夜、告別式は家族葬にて執り行われた。お別れ会などの予定は現在ないという。
三浦さんは78年に作詞家としてデビュー。80年代のアイドル歌手全盛期には、郷ひろみ、松田聖子、田原俊彦、早見優、工藤静香ら多くの人気歌手の楽曲を手がけ、ヒットチャートを席巻した。沢田研二、八神純子らアーティストへの作詞提供も多い。同じアップフロントグループのハロー!プロジェクトに所属する各グループのほか、光GENJI、Sexy Zone、A.B.C-Zなど旧ジャニーズ事務所のグループの作詞も多く手がけた。
ここ数年は病気療養のため作品作りを控えていた。今年は作詞家として45周年を迎えた年だった。所属先では「今までたくさんの作品に携わる機会を与えてくださった皆さまに心より感謝申し上げます」としている。
三浦徳子さんの主な作詞曲は以下の通り。
◆郷ひろみ「お嫁サンバ」
◆松田聖子「裸足の季節」「青い珊瑚礁」「風は秋色」「チェリーブラッサム」「夏の扉」
◆田原俊彦「君に薔薇薔薇…という感じ」「シャワーな気分」
◆早見優「夏色のナンシー」
◆堀ちえみ「リ・ボ・ン」
◆吉川晃司「モニカ」
◆杏里「CAT’S EYE」「気ままにREFLECTION」
◆工藤静香「嵐の素顔」
◆八神純子「みずいろの雨」「パープルタウン」
◆沢田研二「おまえがパラダイス」「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」