北野武監督(76)が15日、都内の日本外国特派員協会で会見を開いた。質疑応答の中で「SMILE-UP.(スマイルアップ)」(旧ジャニーズ事務所)の創業者で、一連の性加害問題が取りざたされた、ジャニー喜多川氏(19年死去)の件について、踏み込んだ報道をしてこなかった日本のテレビをはじめとした芸能メディアが謝罪したりしている現状をどう思うかと質問が出た。同監督は「今までの日本の芸能の闇の部分は、どう取り除いていくかは、興味があります」と答えた。
北野監督は「エンターテインメントの世界に今もいるんだけど…メディアと大手のプロダクションの癒着は目に余るものがあって、ひどいな、と」と、大手芸能事務所と芸能メディアの癒着が日本の芸能界にはあると指摘。「タレントは大手の事務所にいって、守ってもらおうとするのかなと思っていた。カンヌ映画祭に記者を連れてって(映画祭から作品が)呼ばれてもいないのに上映し、大盛況と…何でまかり通るんだということが、ごく最近まであった」と、世界3大映画祭の1つ、カンヌ映画祭においても日本の芸能界の、よくないシステムがまかり通っていると指摘した。
その上で「大手事務所を辞めるタレントは、メディアが一切取り上げない。テレビにも、お達しが回って使わないふうになったり…相変わらず、日本の芸能界の、まぁダークな部分だと思うんですが、外国にあるかないかは、よく分からないですが、自分にとってはそういう世界で、よくも今までやってこられたなと言う安心感、達成感はある」と語った。



