主演吉岡里帆(30)、恋の相手役を永山瑛太(40)が務めるカンテレ制作フジテレビ系連続ドラマ「時をかけるな、恋人たち」(火曜午後11時)の第11話(最終回)が19日に放送され、平均世帯視聴率が2・0%(関東地区速報値)だったことが20日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話から2・9%、2・6%、2・3%、1・9%、2・2%、2・1%、2・3%、2・1%、1・9%、2・2%だった。平均個人視聴率は1・1%で、第1話から1・5%、1・4%、1・6%、1・0%、1・3%、1・2%、1・3%、1・2%、1・2%、1・3%だった。

吉岡は主人公の常盤廻(ときわ・めぐ)を、永山は恋の相手役・井浦翔(いうら・かける)を演じ、今回が初共演となる。タイムパトロール隊のメンバーとして、時をかけてくる恋人たちを取り締まりながら、時空を超えた本気の恋をするタイムパトロール・ラブコメディー。脚本は時間SFを得意とするヨーロッパ企画・上田誠氏のオリジナルとなる。他にも伊藤万理華、シソンヌのじろう、石田剛太、西垣匠らが出演する。今作が放送されている火曜午後11時開始の30分枠は、カンテレが「火ドラ★イレブン」と名付け、今年4月から新設された。

▼第11話(最終回)のあらすじ

未来からやってきた監査員(津田寛治)たちは、時間犯罪者を取り締まる立場にある翔が過去人と恋に落ち、航時法違反の罪を犯したことを非難。それでも翔は、廻と幸せになりたい一心で、タイムトラベルをしながら過去人と未来人が一緒に暮らせる可能性を探していたと訴える。しかし「恋は理屈じゃない!」という悲痛な叫びが届くはずもなく、翔は説得のかいなくフォゲッターにかけられてしまう。

廻もまた、覚悟していたとはいえ、2人の大切な思い出を消され、未来へと送還される翔の後ろ姿を見送りながら、胸が押しつぶされる思いだった。それでも、「会えてよかった。…忘れないから」という翔の言葉を信じ、自らもフォゲッターに身をゆだねる。ところが目を開けると、事態は廻が想像していたものとは違っていた。

ある日突然、23世紀からやってきた未来人に声をかけられ、タイムパトロール隊員として違法なタイムトラベラーを取り締まることになった廻。一方の翔は、記憶を消されたかつての恋人を忘れることができず、10年間、ただひたすら廻だけを思い続け、再び時を超えて2023年へ。

1度ならず2度までも恋に落ちた、過去人と未来人による恋の“超展開”は、果たしてどうなるのか。