日向坂46の齊藤京子(26)が11日、自身の公式ブログを更新し、グループからの卒業を発表した。今年4月6日から横浜スタジアムで開催予定の「5回目のひな誕祭」の前日、同5日に同所で行われる卒業コンサートをもって活動終了するという。

ブログでは「こんにちは!齊藤京子です。今日は皆さんにご報告があります」と切り出し、「約8年間、本当にお世話になりました。わたくし齊藤京子は日向坂46を卒業いたします」と伝えた。「18歳の頃ひらがなけやきに加入し小さい頃から夢見ていたアイドルになりました。もしここで合格していなかったら全然違う人生になっていたのだろうなと思うと人生何があるかわからないなと思いますが、私はあの時オーディションを受けて心から良かったと思っています」と振り返った。

「本当にこの8年間いろいろなことがありました。ものすごい楽しいことも辛いこともあったし、山あり谷ありだったけど総合的にすごく素敵で最高なアイドル人生だったと思っています」と記し、「卒業は去年の今頃から自分の中で気持ちが変わり、前向きな進路を考え決意しました」と説明した。「活動は、4月5日に横浜スタジアムにて卒業コンサートを開催させていただく予定です。私はこの日がアイドル人生最後の日となります」と告知した。

メンバーやスタッフ、ファンへの感謝を伝えた上で「アイドル楽しかったなぁ。アイドルになってみてわかったことが言葉に表しきれないくらい幸せで、こんな生活が楽しくて楽しくて仕方なかったです」とつづった。「このブログを書いていると18歳の頃からの人生が走馬灯のように想い出し、涙が止まらないです。いつかはこの大きな一歩を踏み出さなくてはいけないので卒業までの間、悔いのないよう最後まで全力でアイドルでありたいと思います」と締めた。

齊藤は16年5月、けやき坂46(ひらがなけやき=現日向坂46)に一期生として加入。「ラーメン大好き」のキャッチフレーズで知られる独特なキャラクターと、低音ボイスを生かした高い歌唱力で「きょんこ」の愛称で親しまれている人気メンバーだ。22年10月リリースのシングル「月と星が踊るMidnight」ではセンターを務めた。

昨年5月には初の有観客ソロライブを開催。ヒコロヒーとの冠番組「キョコロヒー」がテレビ朝日系で放送中で、昨年10月期に同局系で放送された「泥濘の食卓」で連ドラ単独初主演を務めた。