読売テレビの大橋善光社長が17日、大阪市の同局で新春社長会見を行った。

同局は昨年11月、制作局所属の40歳代の男性管理職社員が同番組を担当した期間に番組制作会社に「追加演出費」名目で読売テレビに水増し請求させた上で、自身に現金で還流させていたとして、懲戒解雇処分にしたことを発表。同社長は「大変、申し訳なく、反省している。人生の中でも指折りの痛恨です」と謝罪した。

同局によると、23年7月、制作番組「カミオト夜」の経費が毎月の予算を大きく上回る状態が続いたため、男性社員や番組制作会社への聞き取りの結果、社員が飲食した際の領収書を月ごとにまとめて制作会社に渡し、制作会社が、その合計額を番組の「追加演出費」に上乗せして読売テレビに請求していた。

再発防止に向け「なぜ、こういうことが起きたのか。似たような案件はないのか、徹底的に調査している」とした。