昨年12月29日にHKT48から卒業した田中美久(22)が、2月29日スタートのMBSドラマ「シンデレラ・コンプレックス」(木曜深夜0時59分、テレビ神奈川で木曜午後11時30分など)に主演することが21日、分かった。このほど日刊スポーツのインタビューに応じ、人生初の“○○シーン”に挑んだ心境や、「グラビアもバンバンやりたい」とアイドル卒業後の展望を明かした。【横山慧】

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ドラマ初主演。劇中では狂気的な秘密を抱えながら、ダブル主演の飯島寛騎(27)演じる愛妻家のイケメン教師を誘惑する地雷系女子高生、前園由良を演じる。教え子と人気教師の禁断の不倫から始まるセンセーショナルなサイコスリラーを描く。「“○○シーン”や“○○シーン”にも初挑戦しました。結構過激です。ファンの方々は衝撃を受けると思うんですけど、仕事として体を張ったのでそこは『みくりん、頑張ってるんだな』って見てほしいです!」と呼びかけた。

13年8月に11歳でHKT48に加入。高いプロ意識とファンへのサービス精神、キュートな顔立ちと抜群のスタイルでグループのエースとして活躍してきた。アイドル卒業直後のドラマで、男性を翻弄(ほんろう)する役どころに「どうやればいいか分からなくて…。監督さんに細かく教えていただきました。すごく勉強になりましたし、悔しい気持ちもあって。まだまだ頑張りたいです」と誓った。

今後については「女優業ももちろん頑張りたいですし、マルチに活躍したいので、他のことにもとにかく全力で挑みたいです」と意欲満々だ。グラビアに対してもより積極的に「もっともっと、バンバンやっていきたいです。今までNGだったことも解禁するので。去年2位だった(表紙を飾った回数が多い女性を表彰する)カバーガール大賞で1位をとりたいです!」と宣言した。

ズバリ2024年の抱負は。「準備と挑戦の1年。卒業していろいろ変わると思うので、とにかく経験を積んでいきたい。来年さらに飛躍できるように」と言葉に力を込めた。明確なビジョンを冷静に見据えつつ、ハートはゆらゆらと燃えている。

◆田中美久(たなか・みく)2001年(平13)9月12日生まれ。熊本県出身。愛称「みくりん」。13年加入、HKT48の3期生。18年のAKB48グループ総選挙で10位。今年元日から元乃木坂46の堀未央奈、北野日奈子らが所属するam(アム)合同会社に移籍。3月9日には1日だけアイドルに戻り、福岡サンパレルホテル&ホールで卒業コンサートを開催する。151センチ。血液型B。