韓国系米国人俳優、マ・ドンソク(52)が14日、都内で行われた、韓国映画「犯罪都市 NO WAY OUT」(イ・サンヨン監督、23日全国公開)ジャパンプレミアに出席した。

今回が公式初来日となるマ・ドンソクは、観客から「マブリー」(愛称)のかけ声を浴びながら笑顔で登場。日本語で「こんばんは!」とあいさつし、「実際に会ってみてかわいいですか?」と呼びかけると黄色い歓声が飛んだ。

「痛快アクションですので、ストレスを感じている方は(同作を見て)ぜひ解消して」と提案。ともに登壇した青木崇高(43)、國村隼(68)の名前を挙げ「私が大好きな尊敬する俳優さんと撮影できてうれしい。こうして日本で再会できてまたうれしい」と笑顔を見せた。

“最強ヴィラン(悪役)”役として日本刀アクションに挑んだ青木は、同作が韓国映画初挑戦。「オファーをいただいた瞬間、マネジャーとハイタッチ。その10秒後くらいに『かっこ悪いアクションは見せられない』と思った」。過去に出演した映画「るろうに剣心」のアクションチームとともにトレーニングを重ねたという。「いつもと違う環境ではあったけど、リラックスできたのはマさん、監督はじめ韓国チームのおかげ」と感謝した。

國村は、マ・ドンソクの希望によりヤクザの親分役としてカメオ出演。「(同作を)シリーズ1から見ていて好きだった。好きな作品の中に自分が入ることができるのも、マさんと一緒にやれるのもうれしい」とにっこり。イ・サンヨン監督は「マ・ドンソクさんからの提案で真っ先に名前が挙がったのが國村さん。知り合いということもあり推薦していただいた」と説明した。

同作は、マ・ドンソク演じる怪物刑事「マ・ソクト」が、拳1つで悪党たちを撃ち破るアクションエンターテインメント「犯罪都市」シリーズの第3弾。同シリーズは韓国で興行収入100億円を突破している。