漫画「ファミコンロッキー」などで知られる漫画家のあさいもとゆき氏と、その妻で漫画家の浅井裕さんが交通事故に遭い、裕さんが死去したことが分かった。もとゆき氏のX(旧ツイッター)で14日、親族が報告した。

親族は「先日3/2に、両名ともに交通事故に遭い、あさいもとゆきは骨折などの重体、浅井裕につきましては懸命の治療の甲斐も虚しく、3/6に息を引き取りました」と報告。

裕さんの葬儀は近親者のみで執り行ったとし、「突然の事にご報告が遅くなってしまいましたが、生前浅井裕と親しくして頂いた皆様方には故人に代わり厚くお礼申し上げます」とつづった。

また、もとゆき氏の状態については「現在入院中の状況で、快復には相当の時間を要するものと思われます」と説明。「何かしらご報告が出来る状態となりましたら改めてご報告させて頂きますので、氏への応援の程を何卒宜しくお願いいたします」と呼びかけた。

もとゆき氏は「ゲームセンターあらし」などの作品で知られる漫画家すがやみつる氏のアシスタントを経て、1984年に「チョロコン戦士マグナム大将」でデビュー。翌年から「月刊コロコロコミック」で連載開始した「ファミコンロッキー」が話題となった。

裕さんは「星の数だけ抱きしめて」などの作品で知られる漫画家で、近年は「浅井裕」名義で夫婦共同執筆し、原作を担当していた。