とんねるず木梨憲武(61)と奈緒(29)がダブル主演を務める、カンテレ・フジテレビ系「春になったら」(月曜午後10時)の第10話が18日、放送される。

木梨が連ドラ主演を務めるのは99年の同局系「小市民ケーン」以来、24年ぶり。奈緒演じる3カ月後に結婚する娘、木梨演じる3カ月後にこの世を去る父の家族愛を描いたホームドラマ。母を亡くし、反発しながらも支え合ってきた父娘が、残された時間でやりたいことをやりつくす姿を描く。

 

▼第10話あらすじ

亜弥(杏花)の陣痛が始まった。節子(小林聡美)から初めてお産をメインで任された瞳(奈緒)の緊張が高まるなか、夫の祐作(金子隼也)に付き添われて助産院に到着した亜弥は、すぐさま分娩(ぶんべん)室へ。遅れて亜弥の両親もやって来るが、母・早苗(中村優子)が痛みに耐える娘の手をとり励ましの声をかけるなか、若い2人の結婚にいまだ納得していない父・義昭(池田鉄洋)は、亜弥のことを心配しながらも素直になれず、別室でその瞬間を待つことに。

ところが、翌朝になっても赤ちゃんは生まれてこない。何度もやってくる激しい痛みに疲労困憊(こんぱい)の亜弥の姿を見た瞳は、2人で親になることを決めた亜弥と祐作のこれまでを思い返し、助産師として、これから母になる亜弥に、ある言葉をかける。

その頃、入院中の雅彦(木梨)は、病床で自分の葬式に呼んでほしい人のリストを作っていた。そして、病院にやって来た瞳に「家に帰ろうよ」と頼む。瞳もまた、雅彦のいない家に1人でいることがつらく、阿波野(光石研)の許可を得た2人は、残された時間を自宅で過ごすことになる。

まき(筒井真理子)や一馬(濱田岳)の手を借り、自宅へ戻った雅彦だが、実は、その胸にはある後悔が。それを知った瞳は…。