薬物依存からの回復を目指している俳優高知東生(59)が25日までにX(旧ツイッター)を更新。ドジャース大谷翔平投手の通訳を務めた水原一平氏の違法賭博問題について私見を述べた。

高知は、「水原さんの件、『ギャンブル依存症より犯罪が問題だろ!』と切り分けたがる人が多いが、ギャンブル依存症ゆえの犯罪なんだよな」と、水原氏をめぐる一部の意見に対する見解を述べ、「そこを切り分けると再犯防止策が打てない」と指摘。「『ギャンブル依存症者が皆犯罪を犯すわけではない』ってのはそうだけど、犯罪に至ってしまう人もいるってことは、考えないとな」と問題提起した。

米メディアESPNによると、水原氏は開幕戦後のクラブハウスで、選手らの前で自身がギャンブル依存症であることを告白。水原氏は違法ブックメーカーに借金があり、大谷の口座から少なくとも450万ドル(約6億7500万円)が送金されていたという。

高知は22日のポストで「水原さんの件どの報道も『ギャンブル依存症は病気』『治療が必要』と言っているのが感慨深い。依存症の理解が広まりつつある。水原さんがストイックに仕事に打ち込んできた姿を国民が見てきたことも大きいよな。『彼がこんなことになるなら病気しかない』と納得するよな」と言及。翌23日には、水原氏に対する世間の「あんなに良い仕事に就いていてなんで?」「もったいない。なんで台無しにするんだ」「稼いでいただろうに、バカじゃないか」といった声に触れ、「ハタからは判らない苦労もあっただろうな。きっとプレッシャーも多かったよな」と、同じく依存症を抱える立場からの思いをつづっていた。