東大卒の元ロッテ投手で、現在は桜美林大の教授を務める小林至氏(56)が25日、日本テレビ系「ZIP!」(月~金曜午前5時50分)に出演。

ドジャース大谷翔平投手(29)の専属通訳だった水原一平氏(39)が違法賭博に関与したとしてドジャースに解雇されたが、米国における違法と合法の賭博の違いについてコメントした。

小林氏はスポーツ経営学が専門でスポーツ賭博の研究もしている。米国全50州のうち38州でスポーツ賭博が合法となっている。大谷や水原氏が契約し、住んでいるエンゼルスやドジャースのあるカリフォルニア州では違法。

小林氏は「合法の業者の場合は州からライセンスを付与されている。賭ける場合は一時預かりのデポジット制、事前の預かり金と考えてください。1度に賭ける金額に上限がありまして、各業者でさまざまだが1番人気のNFLでも500ドル(約7万5000円)を賭けられるかどうかという設定」と話した。

さらに違法の場合について小林氏は「州からライセンスは受けていない業者で、そもそもカリフォルニア州では、スポーツベッティングは解禁されていないので、当然“闇(やみ)の世界”。掛け金に上限がない」として「一般論としてマフィアなどの裏社会とのつながりもあって、マネーロンダリングの温床にもなっている」と話した。