俳優阿部サダヲ(53)が主演を務めるTBS系連続ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜午後10時、最終回は15分拡大)の最終話29日、放送された。おぎはやぎの矢作兼(52)が教師の笠間役として第5話以来、事前告知なしのサプライズ出演を果たした。

最終話では、純子(河合優実)と市郎(阿部サダヲ)と面談するシーンで登場。「よく頑張ったなぁ、青学の幼稚園にも入れないようなバカ女だったのにな」などの攻めたセリフ放つも、そのタイミングでのテロップの掲出はなかった。

第5話の冒頭では、純子が大学受験の面談をしているシーンから始まる。おぎはやぎの矢作兼が教師の笠間役で純子と面談で激しいやりとりを展開する。笠間から「お前の偏差値で入れる大学なんてこの世にないって」と切り出されると、純子は「川島なお美と同じ大学に入りたいの~」と切り返す。

このタイミングでテロップが登場。「この作品には不適切な台詞が含まれていますが 時代による言語表現や文化・風俗の変遷を描く本ドラマの特性に鑑み 1986年当時の表現をあえて使用して放送します」と掲出された。

純子の「青学」発言を聞いた笠間から「幼稚園だって無理だよ お前の頭じゃ バカか!」と令和では考えられない“コンプラ無視”発言が飛び出した。

同ドラマは「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」など愛される作品を生みだした、脚本の宮藤官九郎氏と磯山晶プロデューサーと阿部の黄金タッグ、最高のキャストでお届けする意識低い系タイムスリップコメディー。阿部演じる主人公・小川市郎はひょんなことから1986年から2024年の現代へ。昭和のダメおやじの不適切発言が令和の停滞した空気をかき回すが、市郎の極論が、コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていくことに。タイムスリップしたことで出会う人々との絆を描くヒューマンコメディー。