キャスター長野智子(61)が4月1日放送の文化放送の新番組「長野智子アップデート」(月~金曜日午後3時30分)で、フジテレビアナウンサー時代の元上司、露木茂氏(83)と共演した。

長野は番組後半の露木氏の登場前から「元上司って不思議な存在なんですけど、目の前にすると、20何歳の新卒に戻っちゃう」とそわそわ。露木氏が登場すると「私をフジテレビアナウンサーとして採用された方、張本人」と紹介し、「新番組おめでとうございます」と祝福された。長野は「すごくうれしいんですけど、なお一層緊張してしまって、初日の緊張に上乗せして」と笑った。

長野のフジ入社試験時について聞かれた露木氏は「長野さんは『頭ひとつ出ているかな』って感じでしたよね」とほめ、長野が喜ぶと。「背が高いこともあって」と冗談も。続けて「打たれ強さみたいなものを感じたんですよ。女の人でも『なにくそ』って頑張る人と、失敗したり叱られたりすると、ヘナヘナってなってしまう人といる。こういう世界は『なにくそ』って思って頑張ってくれる人じゃないと困るし、そういうものを何か感じたんですよね」と振り返った。

長野は「私の同期は三宅正治さんとか軽部真一さんとか、優秀なんですよ」と紹介すると、露木氏も「男性も女性も、昭和60年(入社)の期は輝いてましたよね」と同調。「露木さん覚えてらっしゃいます?私が入社した後に『何で私を取ってくださったんでしょうか?』と聞いたら『フジに勢いがあったからだよ』って。『試しに取った』とか」と露木氏のコメントを暴露。露木氏は「冗談半分でそんなこと言ったかも」と笑いながら「5年ぐらいたって、スターアナウンサーみたいなものが誕生していくのを見ると、私の選択眼が間違ってなかった、と確認できる。それも楽しみになりましたよね」と採用活動をしみじみ振り返った。

河野景子、八木亜希子、有賀さつきさん、中井美穂ら、同局で人気アナになった人達の力を見抜いたことが紹介された露木氏だが、「失敗した年もありましたけどね。言わないけど」とオチも付けた。