元NHKの武田真一アナウンサー(56)が3日、インスタグラムを更新。3月29日に老衰のため95際で亡くなっていたことが3日、明らかになった、NHKの先輩・鈴木健二さんを悼んだ

武田は、NHK時代に撮影した鈴木さんとのツーショット写真を投稿。「鈴木健二さんと撮って頂いた大切な一枚。放送記念日の特集番組で、ニュースセンターにロケに来られ、私が案内役を仰せつかりました。現代のニュースや放送のあり方に、厳しいお叱りを受けるものと覚悟していましたが、とても温かく励ましてくださいました」と、鈴木さんとのやりとりを明かした。さらに「NHKの西口に、おひとりで歩いて来られ、ロケの後もおひとりで歩いて帰られました。去り際にあえて振り返らず、片手だけあげて。淡い夕日の中を、行かれました。かっこよかったです」と続けた。

武田は「放送が始まってまもなく100年。その道は、鈴木さんのようなパイオニアが、敷石を一つひとつ、膨大な数並べて造られたものです。そんな仰ぎ見る先輩たちに、私は及ぶべくもありません。しかし、末端でその流れを汲むものとして、なんとしても後に続かねばならないと、背筋が伸びる思いです。本当にご指導ありがとうございました。安らかにお眠りください」と、鈴木さんに感謝した。