タレント眞鍋かをりが4日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演。自民党裏金事件について言及した。

自民党派閥の政治資金裏金疑惑議員の処分問題をめぐり、茂木敏充幹事長は、不記載議員82人のうち、処分対象者が39人にとどまり、不記載額500万円未満の議員の処分は見送る方針を示した。

番組では岸田文雄首相(党総裁)と、二階派会長の二階俊博元幹事長が処分対象とならないことを伝え、政治アナリストの伊藤惇夫氏と、政治ジャーナリスト田崎史郎氏の解説を紹介。伊藤氏は「岸田首相は二階氏の処分がなくなれば、自分への処分を求める声もおさまると見ていたのではないか」。田崎氏は次期衆院選不出馬を表明した二階氏について「二階氏が岸田首相からの処分を回避し全ての責任を背負った」と見ているという。岸田派は会計責任者、二階派は会計責任者と秘書がそれぞれ立件されている。

眞鍋は「二階さん、年齢のことを言うとご本人怒ると思いますけど、でもやっぱり85歳という年齢で次でませんっていうのは『本当に全責任をとって辞めますってことなんですか?』っていうのは思ってしまう」と話し「実際にこのまま、身を引かれて、そのまま何も明らかにならないわけですよね。金額的にもすごく大きい疑惑が残る中で、それで身を引かれたら、もう本当に今後はずっと明らかになることはないんだろうなと思っちゃいますよね」と述べた。