クリティクス・チョイス・アワードで知られる放送映画批評家協会が4日、アクション、スーパーヒーロー、SF、ホラー作品を対象に選出するスーパー・アワードの受賞結果を発表し、「ゴジラ-1.0」が2冠に輝いた。

3月に行われたアカデミー賞授賞式で日本映画として初となる視覚効果賞を受賞した同作は、最優秀SF/ファンタジー映画賞を受賞したほか、ゴジラが最優秀悪役賞を獲得した。

SF/ファンタジー映画部門の主演男優賞の候補に名を連ねていた神木隆之介と、主演女優賞部門にノミネートされていた浜辺美波は共に受賞を逃した。

今年で4回目を迎える同賞は、放送映画批評家協会の会員の投票によって選ばれる。SF/ファンタジー映画賞には、他に「哀れなるものたち」「ザ・クリエーター/創造者」「君たちはどう生きるか」「アステロイド・シティ」がノミネートされていた。

また、悪役賞も「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト」でダンテ役を演じた俳優ジェイソン・モモアや「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3」のエボリューショナリー役のチュクーディ・イウジらがノミネートされており、強敵を抑えての受賞となった。

アクション映画部門の作品賞は「ジョン・ウィック:コンセクエンス」が、同部門の最優秀主演男優賞にはトム・クルーズ、主演女優賞にはレベッカ・ファーガソンが輝き、「ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPARTONE」コンビがダブル受賞した。

また、最優秀スーパーヒーロー映画賞には、「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」が選ばれた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)