大泉洋(51)が7日、都内で行われたアニメ映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」(永岡智佳監督、12日公開)ファンミーティングで、娘から「『名探偵コナン』は、みんな格好いいのに…何でパパのキャラは、あんな顔しているの?」と、演じたキャラクターの顔についてダメ出しされたとボヤいた。

「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」は、函館にある斧江財閥の収蔵庫に、怪盗キッド(声=山口勝平)から新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀を狙うという予告状が届いたところから物語が始まる。

大泉は劇中で主人公江戸川コナン(声=高山みなみ)たちと顔見知りの北海道警捜査一課・西村警部の部下・川添善久を演じた。川添は現場に遅刻して来たり、パトカーで縁石に乗り上げたりとドジで残念な面もあるが、函館にまつわるお宝の伝説や宝を狙う容疑者の裏事情にやけに詳しい刑事だ。

大泉は「娘が『あまり見ないキャラ…パパだから、こうなのか』『みんな、格好いいじゃん。パパだけ、結構な顔をしている』と…製作陣にチクッときていた」と娘の不満を代弁した。

主人公の江戸川コナン役の高山みなみから「かわいかった。独自のキャラ」、怪盗キッド役の山口勝平から「味、愛嬌(あいきょう)がある。今回のキャラで1番好き」などとフォローを入れられたが「格好良くない人をギリギリ、頑張って褒める時の褒め言葉は『味がある』。格好良くないと言っているの同じ…何も褒めてない」とボヤいた。

高山から「何で、そこマイナスになっていくの?」とツッコまれると「すみませんね、つい私はボヤいてしまう」と苦笑した。

山口からは、3月26日に映画の舞台となった北海道函館市にキャンペーンで同行した際「バスの中で、ずっと怪盗キッドの練習をしていた」と暴露された。

大泉は「つい、ものまねしちゃうものですから…私、大体、怪盗キッドができるようになってきました。もう少しだけ待ってもらって言いですか? 盗んでいる最中」と笑みを浮かべた。

その上で「参加して、改めて知ったのは怪盗キッドの後ろ姿を見る限り、結構な天パ(天然パーマ)だなと。僕と似てる。背丈も同じ…いよいよ、私がやった方がいいんではないか? と思うようになってきた」と、怪盗キッド役は自分がふさわしいとアピールした。

大泉は「実写の際は全然、私は怪盗キッドでいいと思う。ほぼほぼ同じ声が出せる」と、実写で怪盗キッドを演じるなら自分だと、さらにアピールした。山口から「高いところから飛び降りなければいけない」、高山からも「(怪盗キッドの正体は)高校生です」とツッコまれると「それ、言ったら勝平さん、できないでしょ? 何で、そんなこと言われなきゃいけないんですか?」とキレていた。