伊藤沙莉がヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜午前8時)は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となる三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんの半生を再構成して描くフィクション作。伊藤は主人公の猪爪寅子(ともこ)役を演じる。

◆第9回のあらすじ◆

傍聴した裁判について尋ねた寅子(伊藤沙莉)に対し、穂高(小林薫)は皆で議論してみるよう促す。暴力を振るう夫からなんとかして着物を取り返す方法を懸命に考える寅子、涼子(桜井ユキ)、梅子(平岩紙)、香淑(ハ・ヨンス)。寅子と同じように憤りを感じていたよね(土居志央梨)も今回ばかりは一緒に頭を悩ませていた。裁判の結果が気になる寅子たち女子部の面々は判決を見届けるため、課外授業として裁判所に向かう。

「虎に翼」は110作目の朝ドラで、昭和初期から戦時下を経て奮闘する主人公の姿を、吉田恵里香氏の脚本で届ける。「虎に翼」は中国の法家「韓非子」の言葉で「強いものの上にさらに強さが加わる」という意味。