篠原涼子(50)が9日、バカリズム(48)とダブル主演を務めるフジテレビ系「イップス」(12日スタート、金曜午後9時、初回15分拡大)制作発表に出席した。

今作は小説を書けなくなってしまったおしゃべりなミステリー作家・黒羽ミコ(篠原)と、事件を解けなくなった自己評価高めのエリート刑事・森野徹(バカリズム)という互いに“イップス”を抱えた2人が事件を解決していく物語。

映画「ウエディング・ハイ」(22年)で脚本家と主演としてクレジット共演した篠原とバカリズムだが、役者同士としては初共演。篠原は、俳優や脚本家など多彩な顔を持つバカリズムを「お芝居もやって脚本も書く。ハードなスケジュールの中で、こなすのではなくて全部成功されていて、すごいと思う」とリスペクト。劇中でバディを組む“相棒”に触発されたのか、「新しく始めたいこと」について問われると「バカリズムさんのとなりにいると『すごいなっ』て尊敬するんです。私には絶対にできないんですけど、脚本を書いてみたい」と意欲。まさかの宣言にはバカリズムも「おお~!」と驚きの表情。篠原は「大変だけどたのしそう。だからバカリズムさんってどうやって書いているのかとか、どうやって生きてるんだろうと興味があります」と、新たな一面の開拓に興味津々だった。

また、「新しく始めたいこと」についてバカリズムは「既に二刀流気味(役者と脚本家)なので、これ以上増やしたい気持ちがない」と苦笑。「去年からずっと(スケジュールが)ぎちぎちでゲームをやれていないのでゲームをやりたい。『龍が如く』をずっと止めているので」と回答した。

劇中で篠原の弟役を演じる染谷将太(31)は「もっと足が速くなりたい。走るシーンとか、足の速い役者さんは本当に速いので…。この間子どもを駆けっこ教室に入れて、隣で一緒にやったら『あ、イケるな』って」と手応えをつかんだ様子だった。