NHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~金曜午前8時)の第8話が10日に放送された。情報番組「あさイチ」MC陣も朝ドラ受けした。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、よね(土居志央梨)を尾行し、初めて法廷で傍聴することになった寅子(伊藤沙莉)。行われていた裁判は、離婚で決着がつかない夫婦の間で、せめて形見の着物を返して欲しいと妻が夫を訴えたものだった。妻には所有権がないことを知って憤る寅子は、帰宅後に優三(仲野太賀)を質問攻めにする。なぜ結婚した女の財産は夫の管理下に置かれるのか。女性が置かれる理不尽な立場を認識した寅子は、「結婚」にますます懐疑的になる。

寅子は女学校の授業で穂高(小林薫)に傍聴した内容を話し、どうしても納得できないと言う。穂高は生徒に君たちならどう弁護し、どう判決を出すかを問う。

裁判でのシソンヌの弁護士役にあさイチも反応した。

博多大吉は「何とかね、みんなで知恵を絞って着物を取り返してほしいですね」とドラマを振り返ると、鈴木奈穂子アナウンサーも「そうですね、どういう感じになっていくのか」と注目した。

大吉は「ただ、今のトレンドはシソンヌ一色でしょうね」と話した。鈴木アナも「法服姿がかわいくて」と触れた。大吉は「もう知っているからかな、いつか後ろから内村さんが出てくるんじゃないかっていう『LIFE!』感がありましたけれど」と内村光良のNHKコント番組を引き合いに出し、鈴木アナも「コントみたいな」と笑っていた。

同ドラマは日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルにした昭和の法曹界が舞台の物語。伊藤はヒロインの猪爪寅子(いのつめ・ともこ)を演じる。

朝ドラ110作目で、三淵嘉子さんをモデルにした半生を再構成してフィクションとして描く作品。「虎に翼」は中国の法家「韓非子」の言葉で「強いものの上にさらに強さが加わる」という意味。

石田ゆり子、三代目J SOUL BROTHERS岩田剛典、松山ケンイチらが出演。尾野真千子が「語り」を担当。よるドラ「恋せぬふたり」で向田邦子賞を受賞した吉田恵里香氏が脚本。主題歌「さよーならまたいつか!」をシンガー・ソングライター米津玄師が務める。