北米で7年ぶりに観測された8日の皆既日食の際に、メキシコの放送局が誤って「男性の睾丸(こうがん)」らしき物体を放送したとされる動画が、10日までにSNS上で拡散された。一部の海外メディアも伝えた。

拡散された動画では、皆既日食の映像が切り替わると、日食のように球体の光が徐々にアップとなり、男性の陰部とみられる物体が一瞬、映りこんでいる。その後男性キャスター1人と女性キャスター2人が座るスタジオ映像となるが、女性キャスターが息をのんで驚くような様子も映し出されている。

海外メディアもこの動画について、メキシコ地方局のRCGメディアによるものと報道。オンラインメディアのTMZは「月が光を遮っているわけではありません。メキシコのテレビ局による日食報道は、どういうわけか一対の睾丸のようだった」と伝えた。デーリーメールは、動画が視聴者から投稿されたものと指摘し、投稿者を名乗る人間がX(旧ツイッターで)アカウントで「放送局は適切な注意を怠った」と“犯行声明”をつぶやいたとした。