英王室を離脱したヘンリー王子(39)とメーガン妃(42)が、5月に一家そろって帰国するのか注目が集まる中、チャールズ国王が今夏にスコットランドのバルモラル城での休暇に一家を招待することを望んでいると英OK!誌など報じた。国王は、米国で暮らす孫たちに会うことを熱望しているという。

ヘンリー王子が王室時代に設立した負傷兵士らのための国際スポーツ大会インビクタス・ゲームの10周年を記念した式典が5月8日に英ロンドンで行われるのに合わせ、妃とアーチー王子(4)、リリベット王女(2)がそろって訪英する可能性が取り沙汰されているが、警備の理由などから難しいとの見方も出ている。

王室関係者によると、がんの治療中の国王は、自身に残された時間が短いことを悟っているのか、離れて暮らすアーチー王子とリリベット王女とゆっくり過ごすことを望んでおり、ヘンリー王子とメーガン妃夫妻に和解の手を出しだそうとしているという。

王室メンバーは毎夏、バルモラル城で夏の休暇を過ごすことが慣例になっており、エリザベス女王亡きあとも国王とカミラ王妃はバルモラルを訪れ、他の王室メンバーと共に休暇を過ごしている。

バルモラル城は安らかな場所で、家族の再会には最適な場所だと関係者は話しており、招待を受ければ王子夫妻は必ずそれを受けるはずだと同誌は伝えている。

米国生まれのリリベット王女は、これまで英国を訪問したのは22年6月にエリザベス女王の在位70周年を記念するプラチナジュビリーに合わせて家族で帰国した1度きりで、その際に国王と初対面を果たしたとされている。両親と共に米国に移住したアーチー王子も、この時に一緒に帰国して以降は祖父には直接会っておらず、成長した孫たちと長い時間一緒に過ごすことができる夏の休暇は国王にとって最高のタイミングと言える。

ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃も、子どもたちを連れて帰国するよう弟夫婦に提案したとの報道もあり、この夏に家族が再会して仲直りし、子どもたちを交えての交流が復活すのか期待される。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)