米カリフォルニア州で弁護士資格を持つ国際弁護士の清原博氏(53)が12日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜午後1時55分)に生出演。米連邦地検によると、ドジャース大谷翔平投手(29)の当座預金口座から2021年11月から24年1月までに無許可で総額1600万ドル(約24億円)以上を元通訳の水原一平容疑者(39)が不正送金した疑いがあるとしたことについて言及した。

ブックメーカーとのやりとりのメール履歴によれば、水原容疑者は21年9月に違法スポーツ賭博を開始。1日平均25回で合計1万9000回ほど、1回あたり10ドル(約1500円)から16万ドル(2400万円)を賭け、勝ち額は総額1億4200万ドル(約213億円)、負け額は総額1億8300万ドル(約275億円)で、収支はマイナス4067万8436ドル(約61億円)だったという。

違法賭博でつくった借金について清原氏は「法律では、違法な賭博でつくった借金は支払い義務はありません。ですから水原氏の方で借金は払いませんっていうことはできるんですが、現実問題、違法内賭博業者の背後にはマフィアがいるじゃないかと捜査機関もみている。相当に悪いやつなんですね」と説明した。

そして「借金の取り立ては相当厳しいと思います。水原氏が法律論を振りかざして、これは違法なギャンブルだから借金は支払いませんって言ったところで、マフィアは『そんなことは許さない』とおどしてくるんですよね。となると、やっぱり借金を返さざるを得なくなって、お金がなければ不正なやり方で借金を返そうかっていう気持ちになるかもしれませんね」と続けた。

MCの石井亮次から「仮に禁錮刑とか刑務所の中に入ったら、さすがに悪いやつらも30何億を取り返すことはできない」と聞かれ、清原氏は「もう接触してこないと思います」と語った。