女優江口のりこ(43)、中条あやみ(27)が12日、兵庫・尼崎でダブル主演を務める映画「あまろっく」(19日全国公開)の先行公開記念舞台あいさつに登壇した。

エリート街道をひた走るも理不尽なリストラに遭い、実家でニートのような暮らしをしている39歳独身の娘(江口)と65歳の父(笑福亭鶴瓶)、そして父が連れてきた20歳の再婚相手(中条)が引き起こす悲喜こもごもを映し出す“ご実家ムービー”。

中条は11日、甲子園球場で行われた阪神-広島戦のファーストピッチセレモニーに登場。右投げにもかかわらず右足を上げてしまい、やり直し。2度目もおちゃめに笑ってしまい、3度目は再び右足を上げて、首をかしげた。4度目で左足を真上に上げ、ノーバウンド投球してみせた。

早速、その話題を振られると「とんでもないです。お騒がせしております」と謙遜。共演の中林大樹からは「あれ、ネタでやったん?本気?」と聞かれたと明かし、「『あまろっく』を背負って甲子園のマウンドに立ってると思ったら舞い上がってしまって。左足を上げて練習していたのに、本番では右足を上げてしまって。『あれ?投げられへん』と思ってパニックになってしまいました」と苦笑した。

それでも、「最後はバシッと決める女なんで」と笑わせると、江口は「気持ちが柔らかくて全てを受け入れてやってみる姿勢がすごい。すごくおちゃめで、面白いことが大好きな人で。皆さんが思ってるイメージ以上にやんちゃな人です」と語った。

舞台あいさつを欠席となった鶴瓶について、中条が「本当に仏様みたいな方で。江口さんがずっと『師匠いいな』と言ってました」と笑いながら明かすと、江口は「『これ何待ち~?』とか『水~』とか思ってることを鶴瓶さんが言っても、笑いになって誰も嫌な気持ちにならないのがすごい」と称賛していた。