お笑いコンビのニューヨークが、7月から毎年恒例の単独公演ツアーを開始する。

今年のタイトルは「そろそろ、」で、メインビジュアルでは2人が米国のミュージシャン、マリリン・マンソンをイメージした白塗り姿も披露。屋敷裕政(38)が「1年で一番本気を出す場」と意気込む舞台の見どころや意気込みを聞いた。

2人は4月上旬にメディア各社との合同取材会に臨んだ。屋敷は「こんな感じで会見みたいに話すのは不倫した時だけやと思ってました。今、一番気合入ってます」と笑わせた。ツアーは7月6日の東京・銀座ブロッサムでの公演を皮切りに、愛知、宮城、福岡、大阪の全国5都市13公演。1万人越えの過去最多動員数を見込んでいる。嶋佐和也(37)は「もう10年以上やってまして、年々規模を拡大中です。3、4年前から全国を回る規模になって、単独ライブを見たことのない人にはぜひお力をお借りして、たくさんの人に観てもらいたいなと思っています」と話した。

白塗り姿のポスタービジュアルについては「毎回コンセプトも全然違いますけど、今年はマリリン・マンソンのジャケットをたまたま見て。かっこいいかなと思ってやってみました」。屋敷も「耳の穴まで塗ったので、落とすのが大変でした。デーモン閣下とか毎回これやってるんかと思うとすごいなと思いましたね」と語った。

タイトルは毎回オンラインサロンの生配信などでアイデアを募っており、今回はマネジャーの案を採用したという。嶋佐は「他にも『ウエルカムアンチ』とか『コンプラベイビー』とかいろいろいいのがあって迷ったんですけど、これにしました。いろんな意味も込められるかなと思いましたね」と明かした。

ステージでは漫才とコントを計7~8本披露予定。嶋佐は「まだ1本もできていない」と明かしつつ、歌唱シーンの可能性にも触れ「単独ライブがきっかけで紅白歌合戦出場とか、つながるものがあったらいいな」と願いも込めた。過去には麒麟川島明、指原莉乃、かまいたち山内健司らタレント仲間からのVTR出演も恒例となっており、屋敷は「今年ももうある程度決まってきています」と何者かの登場を予告した。

ライブチケットは4月7日からオンラインサロンとFANYの会員限定で先行販売し、その後6月15日開始の一般受付など順次販売していく。昨年まで3年分のツアー公演を収録したDVD-BOX「NEW YORK LIVE 2021-2023」を7月3日に発売することも発表。DVD-BOXは約8年ぶりの発売で、嶋佐は「ツアーに来てくれる方ってしっかり好きな方だと思うので。YouTubeやテレビでは実感がわきづらい感じで、こんなに好きな人いてくれているんだなと毎回体感できています。今回もやりがいを感じる舞台になると思います」と気を引き締めていた。【松尾幸之介】