伊藤沙莉がヒロインのNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~金曜)15日に放送された第11回の平均世帯視聴率が15・6%(関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は8・6%だった。平均世帯視聴率の最高記録は第10話の16・7%。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルにした昭和の法曹界が舞台の物語。伊藤はヒロインの猪爪寅子(いのつめ・ともこ)を演じる。

朝ドラ110作目で、三淵嘉子さんをモデルにした半生を再構成してフィクションとして描く作品。「虎に翼」は中国の法家「韓非子」の言葉で「強いものの上にさらに強さが加わる」という意味。

石田ゆり子、三代目J SOUL BROTHERS岩田剛典、松山ケンイチらが出演。尾野真千子が「語り」を担当。よるドラ「恋せぬふたり」で向田邦子賞を受賞した吉田恵里香氏が脚本。主題歌「さよーならまたいつか!」をシンガー・ソングライター米津玄師が務める。

あらすじは、新入生や同級生も減り女子部存続の危機に陥る明律大学女子部。2年生になった寅子(伊藤沙莉)は先輩の久保田(小林涼子)や中山(安藤輪子)と宣伝するために法廷劇を上演することになった。実際の判例を元にした演目「毒まんじゅう殺人事件」で脚本を涼子(桜井ユキ)が担当することになった。よね(土居志央梨)は居場所を守るために参加すると告げ、寅子は喜んだ。準備のため寅子の家に集まり衣装制作を行うことになった。そこで飲み物を持ってきた花江(森田望智)は、久保田らの会話で浮かない顔をした。