薬物依存からの回復を目指している俳優の高知東生(59)が16日、X(旧ツイッター)を更新。

ドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳、水原一平容疑者(39)のギャンブル依存症問題に言及した。

高知は「依存症から回復しても、罪を償ったり、借金を返したり、仕事も失ったり、環境も変わったりと厳しいことは沢山ある。それでも依存症の苦しみからの回復は大きな喜びだ。世界がガラッと変わって見える」と、同じく依存症者としての立場から説明。「依存症者を応援したくない人もいるだろう」とした上で、「でもだからって万死に値はしない。死んだら償えないからな」と考えを示した。

水原容疑者をめぐっては2021年から違法のスポーツ賭博にはまり、大谷の口座から1600万ドル(約24億円)を盗んで借金返済に充てており、その詳細な手口が連邦捜査機関の訴状で明らかになっていた。

アルピニストの野口健氏は12日、自身のXで、水原容疑者に関して「『万死に値する』という言葉が頭を過る程に罪深い。大谷選手が関わっていたかのような嘘を付き、またそれにつられ大谷選手共犯説まで吹聴する人まで現れ。恐らくこの世に産まれてきた事を後悔する程に彼にとって残りの人生は壮絶なものになるのではないか。しかし、残念」と投稿。この投稿を受け、「ギャンブル依存症問題を考える会」は16日までに、削除を要請する抗議文を野口氏に送付。田中紀子代表は自身のXで「野口健氏による2024年4月12日のご自身のXへのポストは、ギャンブル依存症問題に関わる、当事者及び家族の団体の代表として、到底看過できるものではなく、抗議文兼要請書を出すことに致しました。野口氏にご一読いただき発言の撤回を求めます。罪は罪として償い、誰にでも生き直す権利はあります」と説明した。