元埼玉県警捜査1課刑事で、情報番組のコメンテーターとしても活躍する佐々木成三氏が16日、X(旧ツイッター)を更新。SNSで出回っている”ママチャリ”の危険走行疑惑動画について言及した。

問題の動画は、赤信号の交差点を右折して“逆走”してきた自転車に乗る女性の様子をとらえたもので、自転車とあわや衝突しそうになった車から撮られた映像とみられる。女性は車に対して何かを叫んでいるように見え、車の進行を妨げたままスマートフォンで撮影するしぐさをした後、走り去っている。

この動画やキャプチャー画像がSNS上で拡散され、女性に対する批判の声も少なからずあがっている。「ママチャリの人」というワードがXのトレンドになるなど話題となっているが、佐々木氏は「いま、ママチャリの人がトレンドになっているが、顔写真の拡散は肖像権の侵害に該当します」と拡散行為について警告。「確かに逆走などの違反は認めれるかもしれないが、自転車と車がお互いが行く手を阻まれ、お互いが動かないだけでは犯罪にはならない」と説明し、「間違いなく言えるのは、あおり運転と同様の行動と論じているのはおかしいです」とした。