元衆院議員の金子恵美(46)が16日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜午後1時55分)に出演。ドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳で、大谷の口座に無許可でアクセスし、違法賭博胴元に送金したとして銀行詐欺容疑で訴追された水原一平容疑者(39)についてコメントした。

番組では水原容疑者が告白した「ギャンブル依存症」について取り上げ、公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」の田中紀子代表と電話をつないだ。田中代表は同容疑者について「典型的な依存症のパターン」「最後の最後、バレたところだけを見ると本当に末期症状。皆さんには極悪人に見えるかもしれないけれど、依存症が進行してしまった末期の症状」と説明した。

金子氏は「誰でも依存症になってしまう可能性があるというお話だったと思うんですけど」としつつ、同容疑者がロッカールームで「大谷に肩代わりしてもらった」と虚偽の説明をしたことについて「どこかで大谷さんに害が及ぶことを考えることができていないというか、自分の罪を可能な限り、最大限軽くしようとしている。利己的な行動に『依存症だからなってしまった』と言わたらそうかもしれないけど、そこがすごいショック」と話した。

会計士や代理人らが大谷の口座を確認することを水谷容疑者が阻んでいたことも明らかになり「2人の関係性を知っているからこそ、金融機関の人も会計士も言わなかったと。それを逆手にとられたと感じた大谷さんはどんな気持ちだったんだろう」と想像。騒動発覚直後、大谷は自身の携帯電話を調べるよう訴え出ていたことも伝えられており「2人の関係性をみんな見てきているからこそ、『だけど僕のことを信じて』と。新しく移籍したところでこれからやろうとしている時に『全部チェックして』と言ったと想像しただけで、大谷さんはどんなにつらかっただろうかなと思ってしまう」と語った。

また「依存症のことは依存症のこととしてしっかり治療して欲しいけど、それだけ罪深いことを水原氏は大谷さんにしたんだと思います」と厳しい口調で話した。