劇作家で演出家の鴻上尚史氏(65)が25日、X(旧ツイッター)を更新し、政治への無関心をめぐるテレビの報道姿勢について私見をつづった。

鴻上氏は「選挙が終わると、テレビは『投票率が低い』『30%台なんて信じられない』なんていうのだけれど、今日もずっとテレビのワイドショーは、大谷さんを特集している」と、ドジャース大谷翔平投手についてワイドショーなどが多くの時間を割いている現状について説明。「それで、視聴者に『政治への関心が薄い』とか『社会参加の意識がない』とか、選挙後に言っても、それは当たり前だろうと思う」と、“矛盾”を指摘した。

その上で「この状態が嫌な人はテレビから着実に離れていく。テレビは、ゆっくりと自殺していると思う」と持論を述べた。