宝塚歌劇団星組スター天飛華音(あまと・かのん)が30日、兵庫・宝塚バウホールで、東上初主演公演「アレクサンダー-天上の王国-」の初日を迎えた。

赤石路代氏の人気コミック「アレクサンダー大王 -天上の王国-」を宝塚歌劇でミュージカル化。紀元前4世紀、史上初の東方遠征を果たし、ギリシャからインドに及ぶ広大な領地を治めたとされる伝説の王・アレクサンダー。人の心を読む不思議な力を持つ盟友ヘファイスティオン(稀惺かずと)や、ロードスの孤高の女雇い兵サーヌ(瑠璃花夏)との出会いを経て、まだ王子だった頃のアレクサンダーが、果てしない夢を抱くに至ったその真実と愛をドラマチックに描く。

天飛は、サーヌへの恋心やヘファイスティオンとの友情、父フィリッポス王との確執に揺れる心を繊細に演じる一方で、華麗な剣舞を見せるなど、軍人アレクサンダーの勇ましい姿という相反する2面を表現。王へと成長するアレクサンダーを描いた。

フィナーレでは、赤と黒を基調にした衣装で男役を引き連れ激しいダンスを披露し、白と黒の衣装に着替えた後は、瑠璃とデュエットダンスで舞った。

天飛は16年入団の102期生。星組配属。歌、ダンス、芝居と3拍子そろい、新人公演主演を3度経験。23年には「My Last Joke-虚構に生きる-」でバウ初主演をつかんだ。今作が2度目のバウ主演、東上初主演作となる。

バウホール公演は10月12日まで。東京公演は東京建物Brillia HALLで同21~27日まで。