歌手倖田來未(42)が18日、京王アリーナTOKYOでデビュー25周年記念の全国ツアー初日公演を開催した。「キューティーハニー」や8月発売のアルバム「De-CODE」のリード曲「ChaO!」など、メドレーを含む全28曲で8000人のファンを熱狂させた。
25年の原点と進化を詰め込んだ。キューブ型のリフトに入りながら宙づりで登場し「CUBE」で幕開け。序盤は「ついて来い東京!」とあおりながら、“エロカッコいい”ダンスでファンを沸かせた。さらに派手なデコレーションを施した“キラキラマイク”も復活。「歌っていたらマイク重たすぎて、このツアー終わったらすぐやめます。ほんまにめっちゃ重たいで」と笑いつつ、原点のド派手でエネルギッシュなステージを見せた。
25周年を迎えても、なお進化を止めない。ツアータイトル「De-CODE」の意味は「壊しては再構築する」。複数の曲を新たな振り付けで披露し、既存の演出を「De-CODE」。さらに、デビュー曲から最新曲までのジャケット写真をAIで生成して映像化し、25年間の進化をファンとともに振り返った。
代表曲「愛のうた」では「倖田來未のファンは女の子が多いので、かわいいお姫様みたいな衣装が好きな方もたくさんいる」と、チェック柄のキューティーな衣装でリクエストに応えた。これまでの“エロカッコいい”も「De-CODE」し、「セクシーな倖田來未とかわいらしいくぅちゃんという二面性こそ倖田來未」とうなずいた。
20年以来のアリーナツアー。コロナ禍で批判も浴びながらステージに立ったが、「無理やりやらせてもらったところもあったけど、地方に行くと人もいらっしゃらないし、『これってやってよかったんかな…』とライブ終わった後に思っていた」と明かした。
25周年でリベンジを果たし「今日は本当に楽しめた。不安もなく楽しんでできました」。MCでは涙ながらに「10年くらいやれたら幸せだと思っていて、つらい時期もあって倖田來未を辞めようとも思った。でも、おかげで25周年を迎えられそうです。今も十分幸せだけど、倖田來未というコード(DNA)を毎年『De-CODE』して、新しい気持ちでみんなに来てほしい。これからもみんなに(倖田來未の)コードを刻んでいってほしい」と、進化への強い意欲を語った。
最後は「みんなもちっぽけなことで人生の中であきらめることはあると思うけど、正しいと思うんやったら自分で描きたいコードを刻み続けてほしい。30周年に向けて、これからも走り続けます」と誓いを立てた。【野見山拓樹】



