元朝日新聞記者で、キヤノン戦略研究所の上席研究員の峯村健司氏が17日、フジテレビ系「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)にゲスト生出演。7日の衆院予算委員会で高市早苗首相が語った、台湾有事をめぐる「存立危機事態になり得る」発言での中国にもたらした影響について言及した。
高市早苗首相は7日の衆院予算委員会で、台湾有事が集団的自衛権行使の対象となる「存立危機事態になり得る」と答弁。これに対し、薛剣氏がXで「その汚い首は一瞬の躊躇(ちゅうちょ)もなく斬ってやるしかない」などと投稿(現在は削除)したとして、木原稔官房長官が、中国に抗議したことを明らかにしている。一方、中国も外務省、国防省などを通じ高市首相の発言について反発するなど、波紋が広がっている。さらに外務省がSNSを通じ、日本への渡航自粛を当面自粛するよう厳重な注意喚起を行っている。
峯村氏は「中国の“怒り度”は」とあるパネルに「100%」と書き込み、「中国は少しずつ階段を上がるようにテンションを強めていく。今回のいうと、結構振り切っている」と切り出した。
高市発言を受け、14日には中国国防省の報道官が会見で「台湾問題は中国の内政。いかなる外部の干渉も容認しない」などと語っている。峯村氏は「その1つの証左として、金曜日(14日)ですね。軍が出てきたと。これ結構大きくて。中国共産党をつくった毛沢東が言ってた通り『銃口から政権は生まれる』と。それだけ軍が重要だと。その軍が批判をしたということでいくと最高レベルまでいっていると見ていいと思います」と見解を述べた。
峯村氏は数日間で中国側が態度を硬化させた背景として、薛剣氏と外務省の会見があった13日の間に「習近平国家主席から、指示がどうも出ているらしいです。その中でいうと、今回の件については強硬な態度でいけという指示が出ていると。事務方レベルでは穏便にしようと思っていたんですが、トップから命令が出た。みんなアクセルを踏んでいる」と語った。
習近平氏については「1強状態なんで。もしそれで手を抜いたりすると捕まっちゃったりするので」とした。



