元テレビ朝日社員の玉川徹氏は28日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。23日に68歳で亡くなった直木賞作家の東野圭吾(ひがしの・けいご)さんの命を奪った大腸がんについて、自身の経験をまじえながら、効果的な予防策を呼び掛けた。自身が、大腸の内視鏡検査で複数回、ポリープを切除したとし「私はぜひ、お薦めしたい」と訴えた。
「容疑者Xの献身」「白夜行」などの人気ミステリー小説で知られる東野さんについて、27日、講談社が23日未明に大腸がんのため亡くなったことを発表した。葬儀は家族葬で執り行われたとしている。この日の放送では、東野さんの作家としての軌跡や、作品にゆかりのある俳優らの追悼の言葉を報じた。一方、大腸がんは日本で男性の10人に1人、女性の13人に1人が診断される病気で、年間で5万4000人あまりが亡くなり(2024年)、初期症状はほぼ無症状だが、進行するにつれて血便や便秘や下痢、残便感や貧血などの症状が現れるとした。40歳から50歳の間に、症状がなくても1度は大腸の内視鏡検査を受けた方がいいとする専門家のコメントも伝えた。
東野さんの訃報(ふほう)に関してコメントを求められた玉川氏は、死因となった大腸がんに言及。「日本人でいちばん罹患(りかん)の多いがんで、死亡している数でも男女を合わせると日本でいちばん多い。だけどこのがんはある程度、がんで大変な思いをしたり亡くなることを防ぐことができるがんでもあるんです」と述べた。大腸の内視鏡検査に触れながら「ポリープの段階で取ってしまえばがんに進まない。さらに言えば、ポリープにできた状態のがんでも、ステージ0なら5年生存率は95%くらいある」と述べ、「だいたいポリープからがんになるまで5年から10年かかるといわれる。だからだいたい5年に1回くらい内視鏡をやっていれば、そんなに恐れることはないがんではある」と説明した。
玉川氏自身は43歳で初めて大腸の内視鏡検査を行ったといい、「それから20年で7回くらい内視鏡検査をやっていますが、その間に3回ポリープが見つかり、全体で4個、取っています」と明かした。「最初は40代なかばくらいに小さいポリープがあったんですが、それをそのまま検査をしなかったら、今どうか分からない」とも口にし、「避けることができるということなので、私はぜひ、お薦めしたい」と、内視鏡検査の必要性を呼び掛けた。
また「実は、お医者さんも見逃すことがあって、ひだの間に(ポリープが)隠れていたり、便がきれいに出ていなかったとかいうこともあって、だいたいベテランの先生でも、20%は見逃す可能性があるということなんですよ」と口にし、「そう考えて僕は3年に1回、内視鏡検査をやっていた。最低でも、便潜血検査だけはやったがいいと思います」と、視聴者に予防法を呼び掛けた。



