警視庁麻布署は5日午前、合成麻薬MDMAを使用したとして、麻薬取締法違反容疑で逮捕した俳優押尾学容疑者(31)を送検した。

 麻布署によると、押尾容疑者は逮捕前に見られた手の震えもなくなり、落ち着いた様子で調べに応じているが、使用した合成麻薬については「違法なものとは思わなかった」と否認を続けている。

 自宅と、出入りしていたマンションで4日に実施した家宅捜索では、違法薬物は見つからなかった。麻布署は薬物の使用状況や入手経路などを調べている。

 マンションで死亡した飲食店従業員の女性(30)は司法解剖の結果、目立った外傷はなく、明確な死因は分からなかった。麻布署は病理検査を進め、薬物と死亡の因果関係を調べる。

 [2009年8月5日9時38分]ソーシャルブックマーク