酒井光子さん(さかい・みつこ=女優、本名高梨美津子=たかなし・みつこ)

 10日午後0時22分、パーキンソン病のため京都市右京区の病院で死去、90歳。京都市出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は長女成田真由美(なりた・まゆみ)さん。

 映画女優として活躍した後、50年に松竹新喜劇に入団。「桂春団治」や「銀のかんざし」など多くの舞台で、先代渋谷天外さん、藤山寛美さんの相手役を演じ、劇団を支えた。80年に「おやじの女」で菊田一夫演劇賞を受賞。91年に紫綬褒章。