2日に肺炎で亡くなった漫画家赤塚不二夫さん(享年72)が5日、病院から無言で自宅に戻った。02年3月に検査入院し、翌4月に脳内出血の手術を受けてから1度も退院できなかったため約6年4カ月ぶりの帰宅。長女の赤塚りえ子さん(43)と妹の梅原寿満子さん(70)に付き添われて午後8時すぎ、自宅の門をくぐった。弔問に訪れた山本晋也監督、漫画家仲間の北見けんいち、ちばてつや両氏らと対面した。

 通夜は6日午後6時、葬儀・告別式は7日午前10時半から東京都中野区中央、宝仙寺で営まれる。葬儀委員長は藤子不二雄■氏、喪主はりえ子さんが務める。告別式ではタモリ(62)が弔辞を読む予定という。赤塚さんの遺影は95年ごろ撮影したインタビュー写真、祭壇には「うなぎイヌ」などのパネルが飾られる。ファンのために焼香台が設けられるという。※■は○の中にA