漫才師中田カウス(59=本名・野間勝道さん)が金属バットを持った男に襲われ軽傷を負った事件で、事件翌日にカウスが所属する吉本興業の劇場「なんばグランド花月」(NGK)に脅迫電話があったことが14日までに分かった。

 大阪府警南署によると、10日午前9時半ごろ、男の声で「副社長と連絡を取りたいんやけど」と電話があった。女性事務員が「どちらさまですか」と対応すると、男は「ヤマモトというモンや」と名乗ると、「今後も中田カウスを出演させる気なら昨日のようなことではすまへんで」などと脅迫。さらに「客も巻き込む言うてんねん」と一方的に話して、電話を切った。男は関西弁で20~50歳ぐらいだったという。同署は襲撃事件との関連を調べている。

 カウスは9日午後8時45分ごろ、大阪市中央区の路上で、信号待ちの乗用車の助手席に乗っていたところを金属バットを持った男に襲われた。吉本興業は「NGK周辺の警備を引き続き強化しています。警察の捜査の進展を待っています」としている。

 [2009年1月15日7時34分

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