俳優哀川翔(51)がレギュラー出演するBSフジ「哀川翔のオトナ倶楽部2」のエンディング曲を、女性3人組グループcossamiが担当することが14日、分かった。同グループのボーカルminami(28)は、95年に哀川と再婚した元女優の公美さんの長女。今回のエンディング曲担当で、父親の哀川と初のコラボレーションを実現させた。採用されたのは同グループの最新クラシックカバーアルバム「tricolour

 mermaid」(7月3日発売)収録曲「時の踊り」。

 minamiは哀川を「真っすぐに気持ちを伝えられる希有(けう)で偉大な表現者」と尊敬している。曲を聴いた哀川は「赤ちゃんがすっと眠りにつけるような、いい曲じゃねえか」と喜んでいるという。

 minamiは母親の再婚で10歳から哀川と暮らし始めた。哀川は「家族じゃなく『族』。血のつながりではなく『族』となった以上、俺の子供は子供!」と分け隔てなく子供たちと接しており、固い絆で結ばれているという。

 同グループは、新アルバムの先行配信に合わせて6月8日に東京・青山CAYでライブを開催する。師と仰ぐ来生たかお(62)との初共演も決まった。minamiは「パパと来生たかおさんと一緒に何かできることがとてもうれしい」と話している。

 ◆哀川翔(あいかわ・しょう)1961年(昭36)5月24日、鹿児島県出身。パフォーマンス集団「一世風靡セピア」の一員として84年「前略、道の上より」でデビュー。解散後は俳優として活躍。東映ビデオ「ネオチンピラ・鉄砲玉ぴゅ~」などがシリーズ化されるように、アウトローな役柄に定評。一方で気さくな素顔から「アニキ」として慕われる。178センチ。

 ◆minami(本名・多賀みなみ)1984年(昭59)7月19日、東京都生まれ。06年に高校同級生hirocoとフォークデュオcossami結成。09年2月「After

 the

 rain」でCDデビュー。10年日本テレビ系「100日劇場」出演。11年キーボードyoshie加入。12年TBS系ドラマ「花のズボラ飯」エンディング曲を担当。趣味は絵を描くこと、読書、映画鑑賞、料理。血液型O。