吉本興業などが中心になり復活させた京都国際映画祭が16日、開幕した。祇園甲部歌舞練場でオープニングセレモニーが行われた。純和風な室内に約50メートルのレッドカーペットが敷かれ、発足に携わった津川雅彦(74)や内田裕也(74)らが出席した。

 内田は、22年ぶりにレッドカーペットを踏んだ。同歌舞練場ではかつて「ロックンロールコンサートをやったんだ」という。思い出の地の再訪に感無量の様子でステッキを振り回した。祇園の思い出について聞かれると「ロックだから、あんまり祇園は行かねぇな。京都はなんか外国だね。ロンドン、ニューヨーク、京都、みたいだ」と裕也節が飛び出した。

 AKB48とSKE48を兼任する松井珠理奈(17)は出演映画「振り子」が上映されるため出席。「今日という京(で)は舞妓(まいこ)さんに会えました」とダジャレで喜びを表現した。