大阪府の吉村洋文知事(45)は9日、新型コロナウイルスの流行「第4波」を警戒し、自らも年末年始の帰省を自粛することを明かした。府庁で報道陣に語った。
吉村知事は年末年始の帰省について「年末年始はステイホームをお願いしたい。どうしてもでない限りは、少し時期をずらして分散でお願いしたい」と改めて府民に呼び掛けた。
大阪府河内長野市の実家には高齢の両親が暮らしているが、「河内長野市なので、帰省の範囲ではないかもしれないが、年末年始(の帰省)は自粛します」と語った。
大阪府内の新型コロナウイルスの感染者は8日時点で、22日連続、200人を超えている。「第3波」の感染拡大により8日時点で府内の206床の確保病床の使用率は70・9%となり、独自基準「大阪モデル」で医療崩壊が差し迫ったことを示す70%を初めて超えた。
吉村知事は「いまはこの感染の山をなんとか抑えたい」とした上で、クリスマス、正月とビッグイベントが続く年末年始の行動が「第4波」のきっかけにならないように「冬季休暇、年末年始の感染拡大が広がるような行動の結果が表れるのは1月中旬以降になる」と警戒を呼び掛けた。
さらに「第4波はいつ来るか、分からないが、冬に感染力が強くなるのは明らか。1月、2月は要注意の期間。警戒をしている」と話し、「いまの山を抑えたとしても、すでに重症者病床はかなり逼迫(ひっぱく)した状況。重症者の退院、転院のスピードよりも(第4波が来るのが)早ければ、そこからのスタート。より深刻な状況になる」。最悪の状況での「第4波」も念頭に置いている。

