千葉県市原市の動物園「市原ぞうの国」で飼育していたアジアゾウ2頭が死んだことが17日、園への取材で分かった。

同園では国内最多となるアジアゾウ11頭、アフリカ1頭の計12頭を飼育。14日夕方に死んだプーリー(雌30)、ミニスター(雌35)を含む計6頭が相次いで体調を崩していた。原因は分かっておらず、解剖などを行って調べている。

前日16日には東光寺住職により葬儀が執り行われ、この日は園内に献花台が設置されて2頭を悼む来園者らが手を合わせるなどした。

プーリーはインドの自然保護区から02年に来園し、大きな顔と小さい牙が特徴。母としても同園にいる「ゆめ花」「りり香」「もも夏」を出産、子育てした功労者だった。

ミニスターは87年にタイから来日。サッカーが得意でボールを蹴る音は力強く迫力満点。たれ目もかわいい、癒やしキャラだった。