大阪府の吉村洋文知事は28日、読売テレビ「ウェークアップ」に出演し、府内での新型コロナウイルス感染拡大が続いている状況を踏まえて、大阪に「野戦病院」を設置する考えを明らかにした。

「できるだけ早く取りかかる。課題山積だがとにかくやってみる」と述べ、対応を急ぐ方針にも触れた。

「野戦病院」は臨時の医療施設。吉村氏は規模を「1000床単位」と述べた。

場所については「国際展示場。大阪(市)に『インテックス大阪』というのがあり、そこの一部を使ってなんとかできないか」と述べ、すでに松井一郎大阪市長と協議を始めているほか、医師や看護師らの確保に向けた調整も行っているとした。

大阪府では27日、過去2番目に多い2814人の新型コロナウイルス感染が確認され、近畿圏でも感染拡大が続いている。